産前産後のママは、心身共に不安定になりやすく、心身のトラブルを抱えながら、育児に向き合うことも少なくありません。
 特に新生児期などの、育児に専念せざるを得ない環境は孤独になりやすい環境にあり、子育ては「孤育て」とも言われています。
 昨今、感染症流行の影響で地域交流の場が失われ、より孤立を高める状況となり、育児の現場に深刻な影響を及ぼしています。

 そんな状況を少しでも変えたい、と思い、産前産後のママや子供達が交流できる場を作り、産前産後ケア事業の提供を行います。

 産前産後ケアは、心身のケアに繋がります。
 「ママの元気」は、家庭円満、地域の活性化、子供の健やかな成長、産後鬱の予防など、ケアを受ける母親のみならず、その周囲にまで影響を及ぼします。
 結果、住みやすい街・子育てしやすい街のまちづくりへと発展していきます。
 
 家庭円満は、良好な夫婦関係を築き、産後クライシスの予防となります。
 地域全体で子育てができるような街づくり、が可能となり、地域の目で温かく、誰もがみんな、子育てに関わることができます。子供たちは健やかに毎日を過ごせます。
 
 また、産前から産後を見据え、産前産後ケアをお伝えすることで、不安になりやすいマタニティ期を健やかに過ごせるよう、支えていきます。
 産前からの、切れ目ない育児支援を可能にします。

 産前産後ケアによる心身のケアが、母親の心身の健康や自立を促し、その母親を取り囲む周囲の人達との良好な関係性をも築きます。
 男女共同参画社会が目指す、一人一人の豊かな人生の構築へ繋がっていくと考えます。

 産前産後のママを対象とし、一般社団法人体力メンテナンス協会認定講師・産後指導士による産前産後ケア事業の提供を行います(月に1回)。
 産前産後ケア事業では、まずは、産前産後の心身の状態を把握して頂きます。
 さまざまな育児書はあるものの、産前のみならず、産後の母親の心身の状態を詳しく説明するものは、多くありません。

 産後の身体に適した運動量での「有酸素運動プログラム」や、安定した心理状態や思考の状態を整理するための「脳内ワーク」等を行います。

 「有酸素運動プログラム」は、バランスボールを用いた「バランスボールエクササイズ」や、一般社団法人体力メンテナンス協会認定講師・体力指導士監修の「チェアエクササイズ」など、さまざまな運動方法でアプローチしていきます。

 「脳内ワーク」は、自分自身の脳を使って考え、その考えを書き出し客観視することで、「思考の棚卸し」を行います。
 特に育児中は、目の前の子供に対して常に意識を向けており、知らないうちにそこに集中してしまう状況へと陥りやすくなってしまいます。
 「思考の棚卸し」を行うことで、自分自身の考えを改めて見直す機会となり、思考のリフレッシュを図ることができます。

 一般社団法人体力メンテナンス協会認定講師・産後指導士は、産前産後の母親の心身の状態を十分に理解し、身体に関して解剖学・心理学の面からも履修した専門員です。

 これまでも市内にて、上記の内容に基づいた「産後トータルケアクラス」を開催してきました。一宮市主催の赤ちゃんセミナー、市内小中学
校のPTA主催のイベントにも、セミナー講師として協力しています。

 産前産後の「ママ」に寄り添って、産前産後の「ママ」の力となるような活動をしてまいります。

団体からのお知らせ

2022年8月30日  138産前産後ケア「Smile 産前産後ケア」開催のお知らせ
2022年6月23日  産前産後ママケアクラス開講のお知らせ

ページの
先頭へ戻る

© 一宮市All rights Reserved.