大量生産大量消費大量廃棄が当たり前となっている現在、環境問題にたくさんの方と継続して取り組んでいくことが急務と感じています。しかしこの地域でのそうした活動は活発とは言えません。
 こうした状況に対して、環境問題の専門家のお話を聞く会や見学会、ゴミ関連のイベントを開催することを通じて、地域で環境の危機的状況を伝えていきます。
 私たち一人ひとりの選択がSDGs達成に影響していることを自覚できるような活動を、未来を子どもたちに残すためにも市民活動団体として継続して行い、もっと住みやすい街、一宮となる一助となりたいと考えています。


 これまでの活動実績としては、令和3年2月15日に環境活動家の谷口たかひさ氏のおはなし会を開催した。話を聞き、「わが子によりよい未来を残したい」という共通の思いをもったメンバーが集まり、「地球を守ろう!一宮」を結成した。令和3年5月21日には、一宮市環境センターの見学を行った。可燃ごみの処理施設、リサイクルセンターを見学し、ごみの量に圧倒されると同時に、令和9年には光明寺最終処分場の埋め立て地が埋まってしまうという一宮市の危機的状況を知った。その後メンバー同士で話し合い可燃ごみを減らす実践として「生ごみを畑に返す」、「マイストロー、マイ箸の持参」、プラスチックごみを減らす実践として「使い捨てラップの代用となる蜜蝋ラップの使用」、地球温暖化を防ぐための実践として、「公共交通機関や自転車の使用」、「農薬や化学肥料を使わない自然栽培で家庭菜園を楽しむ」等、それぞれが取り組みやすい活動を継続している。令和3年5月29日に環境活動家谷口たかひさ氏のおはなし会を開催し、改めて地球環境の危機的状況を目の当たりにし、未来への希望を持って活動していきたい思いを再認識するとともに、次回おはなし会、ごみ拾い活動の準備に取り組んでいる。
 今後の具体的な活動内容としては、環境問題に詳しい講師を招き講演会を開いたり、地球環境を守るための啓発活動をしたりしていきたい。一宮市100周年市民チャレンジ事業にて、8月7日に環境活動家谷口たかひさ氏を、8月22日に藤原ひろのぶ氏を講師に招き、地球環境についての話を広く市民に聞いてもらう機会を設けることが決まっている。
 継続的に行う活動としては、日常生活でのエコな暮らしの工夫に関する発信、一宮市内の23連区全てを回るごみ拾い活動を実施していく。また、身近な自然に親しむことで自然を大切にする気持ちが育まれるとの考えから、一宮市内を巡る自然の中でのお散歩会、太陽の熱を利用してのソーラークッキング会、ダンボールコンポストづくり会などの開催を呼びかけ、一宮市民とともに「地球を守る」活動を進めていきたい。
 話を聞いたすぐ後は、危機感の中にいても、日常の中でその意識を維持していくことは簡単ではない。私たち一人ひとりの選択がSDGs達成に影響していることを自覚できる活動を、市民活動団体として継続して行い、もっと住みやすい街、一宮となる一助となりたい。

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