
女性のライフサイクルの中で大きな変化をもたらす、妊娠・出産。幸せな時期であるとともに、危機的な時期でもあります。産後うつ、乳児虐待、夫婦不和など社会的にも問題になっている3大危機です。
その背景には、言うまでもなく孤育てもありますが、それに加え情報の多さからの混乱、また産後の母へのフォロー不足が原因ではないかと考えています。インターネットから大量の情報は入ってくるが、信用できる情報を見極めることはむずかしく、翻弄したあげく迷宮入りしたり、不安を助長する事もあります。
また、妊娠期間は定期的な妊婦健診で医師や助産師に相談できる機会がありますが、産後は手放し状態。1か月健診のあとは専門家に気軽に相談できる場がないのが現状です。
地域で活動する助産師、看護師として母となった女性が寄り添い、母が正しい知識を得る場を設けるなどして、主に一宮市の産後うつ、乳児虐待、夫婦不和などの産後危機を少しでも減らしていけることを目的として活動していきます。
1. 母となった女性が、正しい情報から子育ての知恵をみにつけ快適に育児できるよう、学びの場をつくる
2. 産後の心身の状態、産後のリアルなど正しい情報をつたえ、産後に備えることができえるよう妊娠中の女性・産後の方の交流の場をつくる
3. 産後の夫婦のコミュニケーションやパートナーシップの大切さを考える場をつくる
4.子供を産んだらどの人からも「おかあさん」と呼ばれてしまう風潮。これに疑問を持ち、母となっても一人の自立した大人の女性であることを世間や産後女性本人にも気づいてもらえるよう啓蒙していく。