一宮市において、学校に行きづらさを感じている子どもや、そのご家族が安心して過ごせる居場所がまだ十分に整っていない現状があります。
家庭の中だけでは抱えきれない不安や孤立感を感じている方々が多く、地域とのつながりの希薄さも課題として捉えています。
そうした子どもや保護者の方々が「自分のままでいられる時間」と「誰かとゆるやかにつながる場所」を持つことが、地域の安心や活力につながると考えています。
地域住民も含めた誰もが立ち寄れるコミュニティスペース『かえるいえのはなれ』の運営で自由に過ごせる時間の中で自然と会話が生まれるような場づくりを行います。
地域の中に「子どもを見守り、支え合う文化」を育てて、子どもや家庭が孤立せず、地域の一員として安心して暮らせるまちづくりに貢献できると期待しています。

毎週火曜日に浅井公民館を会場として、『かえるいえのはなれ』という居場所を開放しており、対象は学校に行きづらさを感じているお子さんやそのご家族、地域の方などです。
来所者が自分のペースで過ごせるよう、特別なプログラムは設けず、折り紙・塗り絵・ボードゲーム・読書などの自由な活動を用意し、希望があれば勉強道具を持ち込み、自習することも可能です。
子どもだけでなく、保護者同士の情報交換や気持ちを共有できる場としても機能しており、地域の方々との関わりも生まれはじめ、見守りや協力の輪を少しずつ広げています。
今後は地域の方による体験講座や交流イベントなども取り入れながら、0歳~100歳まで多世代が関われるコミュニティスペースを目指し、誰もがほっとできる居場所づくりを続けていきます。
勉強や遊び、創作活動などを通して、自分のペースで過ごせる時間を提供するほか、保護者同士の交流のきっかけも大切にしています。

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