この法人は、 子どもと子どもの育ちに関わる人々や団体と子どもの育ちを支え、 子どもと大人がともに育ちあう地域社会の創造と、その地域社会を超えて子どもと大人が豊かに生きる社会の実現を目指すことを目的とする。

近年、所得格差は拡大し「子どもの貧困」が社会的に注目され、子どもの7人に1人が貧困家庭に生活するといわれている。特に、社会的困難を抱えた子どもにとって学校を離れた後の継続的な支援がないことが課題とされている。
また、外国にルーツを持つ子ども・若者が増加している中で、学習言語としての日本語習得の困難さから、不登校や高等学校への不就学・中途退学に陥る割合が高くなっている。
この地域においても卒業を前にしてイライラ感が増している状況が報告された。全国と同様な状況がこの地域にも表れていることが伺える。当未来塾に参加した2人の高校生はコロナ感染症に依る全国一斉の休校が空けた6月から学校に登校できなくなり、長期の欠席故の中途退学が余儀なくされた。また、外国籍学生などへの支援が十分でない実態が報告されている。高校中退者、外国籍青少年(小・中学生も含む)への学習支援が求められている。
当団体が実施している高卒認定試験に向けた学習支援が果たす役割は大きいものである。それをクリアした人の中には、次へのステップとして専門学校、大学への道が開かれたり、企業で高校卒業程度とみなされることにより社会参画が進められると考える。

中学校卒業後の進路未定、高校中退、不登校、引きこもり、外国人青少年の学習ニーズを有する青少年を対象に、学習支援を実施する。また、一宮市立中央図書館が学習支援のニーズを有する青少年の交流の場、情報共有の場となるようにする。
1.学習支援
様々な個別の学習ニーズに対応した支援を行うと同時に、青少年の交流の機会、キャリア学習、生き方学習の機会を設定する。
①スタッフ 
学習相談員2名 学習支援員5名  コーディネーター・相談員1名  大学生・ボランティア2名 あいち・子どもNPOセンター理事1名 
②開催日時
 毎週火曜日 17:30~19:30
 毎週土曜日 16:00~18:00
③高卒認定試験を目指した学習支援
 8月、11月の高卒認定試験に向けて、テキストを使った学習を行う。

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