団体からのお知らせ

令和2年度の活動について(第6報) 2020年11月20日

 11月10日、今月の例会を開催しました。本来は旅行例会を開催の予定でしたが、コロナ禍により
変更し、通常例会として開催した次第です。
 例会は若干の時短を施して通常の議事を進め、以前に予定していた講演会を復活させて行いました。
 ただ議事の中で改めて問題となったものがあって、それは来春1月の新年例会の開催議案でした。
 コロナがぶり返し、第3波の襲来の恐れがある中、事前の役員会にて「遠出持出の新年例会の開催は
再検討する必要がある、例会席上で会員に諮問すべき」となり、会員検討の結果、遠出持出での開催は
中止ということになりました。
 下期例会は、何とか計画に準じて開催して行こうと先月例会で誓った矢先のことですが、残念ながら
当クラブ最大イベントの一つである新年例会は大幅に規模を縮小しての開催ということになる予定です。
 
 一方、講演会は、「三岸節子の作品と生涯」と題して一宮市三岸節子記念美術館の学芸員・課長補佐
長岡昌夫様に語って頂きました。
 最初に三岸節子の生い立ちの紹介がありましたが、三岸節子の作品と生涯を語ろうとすると話は長く
なり、講演時間内の中では話切れないとして、彼女が生涯を通じてあまり書かなかった肖像画について
話をしようということになりました。
 その肖像画というのは、彼女が生活苦難の最中に景品用として女性を描いた作品で、谷桃子、貝谷
八百子、浜村美智子の今でも知名度の高い3人の絵です。
 この絵は景品として渡された後、久しく行方が判らなくなっていましたが、記念館として行方を突き
止めて、何とか記念館の作品として入手にしたいとの強い思いから捜索活動が始まったという探索から
発見までの顛末のお話でした。
 細かい話の内容は省きますが、探索の結果、貝谷八百子と浜村美智子の絵は見つかり、記念館に掲げ
られましたが、谷桃子の絵は、下絵は発見されたが実絵は依然行方不明とのことです。
 聴講する会員は、探索活動の行動や方法に興味津々の顔立ちで聞き入っていた様でした。
 
 当クラブでは、この様な講演会も催し、会員の知識と資質の向上に努めています。
 入会希望をお持ちの方、入会をお待ち申し上げております。


 
 
 
 

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