5月12日の看護の日は、線維筋痛症、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群、化学物質過敏症の世界啓発デーです。
当団体では毎年この時期に、啓発と市民交流促進のためのイベントを開催しています。
2020年の中止を経て、5回目の開催となる今年は、当事者らで結成されている「みなと音楽隊138」のメンバーによるコンサートをメインで行います。
14:00【線維筋痛症(FM)】手話歌パフォーマーsaori
14:30【筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)】坂本久
15:00【ヘルプマーク】星登月乃
15:30【化学物質過敏症(CS)】みなと音楽隊138
他、チャリティーブースやご当地カードケース製作体験も!
1、線維筋痛症
全身に激しい痛みやこわばりが長期間続く病気です。その痛みは「血管にガラスが流れているよう」などと表現されます。日本では難病未指定です。ストレスなどによって、痛みを感じる神経が過剰に反応している状態だと言われています。
2、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群
インフルエンザのような疲労・倦怠感が長期間続く病気です。「慢性疲労」とありますが、睡眠などの生活改善で良くなるものではありません。WHOでは神経系疾患として神経難病に指定されていますが、日本では難病未指定。FMとの合併も起こりやすく、その一症状として診断される場合もあります。(本来は全く別物です)
原因不明ですが、感染症やストレスなどの関連性が指摘されています。コロナ禍で後遺症の一つとして注目されましたが、コロナ以外でも起こり得ます。
3、化学物質過敏症
洗剤や消臭剤などに含まれる化学物質に過剰に反応することで、頭痛や目、のどの痛みなどの症状が現れます。微量でも敏感になり、日常生活に支障が出てしまいます。
いわゆる「環境病」で、化学物質の少ない環境が必要ですが、依然化学物質を多用している現実があり、対策が急務になっています。
これらの病気の当事者やそのご家族の交流はもちろん、医療・福祉を学んでいる方々が、将来仕事などをする時に少しでも理解があると、当事者への接し方も良くなりますし、今後の治療などにも役立つと思いますので、この機会を有効に活用してくれると嬉しいです。
主催/お問い合わせ:たなばたハートクラブ 090-9228-8056
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